英会話のレベル別ガイド|初心者向けに目指すべき日常会話レベルを解説

英会話を始めたいけれど、自分がどのレベルを目指せば日常会話がスムーズにできるようになるのか気になりませんか?

「自分の英会話ってどのレベルなんだろう」「どのレベルまで頑張れば英会話できるっていえるんだろう」

結論、自分の言いたい事が言えて、相手に伝わるレベルが英会話が話せる基準になると思います。

では、そのレベルって???となると思う方が多いので、本記事は英会話が話せると言っても良いレベルの特徴や具体的数値をわかりやすく解説します。

また英会話力の真の判断とは何かを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

英会話レベルの基本理解

英会話のレベルは、大きく分けて「入門」「初級」「中級基礎」「中級」「中上級」「上級」の6段階です。まずは、それぞれのレベルの特徴を詳しく理解してみてください。

レベル1: 入門

特徴
英語に触れ始め、基本的な単語やフレーズを学ぶ段階。

話せる内容
挨拶や自己紹介などシンプルな表現。

目標
短いフレーズでやり取りできるようになる。

レベル2: 初級

特徴
基本的な質問や短文で自己表現が可能。

話せる内容
簡単な質問への回答や趣味、日常について話す。

目標
基本的な日常会話ができるようになる。

レベル3: 中級基礎

特徴
短文で意見表現、日常的な話題での会話が可能。

話せる内容
身近な話題について自分の考えを述べる。

目標
旅行や日常生活に必要な会話力を持つ。

レベル4: 中級

特徴
簡単なディスカッションができ、日常的な話題で意見交換が可能。

話せる内容
体験や考えを詳細に伝える。

目標
社交や仕事で一般的な会話ができるようになる。

レベル5: 中上級

特徴
複雑な話題や抽象的な内容についても話せる。

話せる内容
知識や見解を基にした幅広い話題。

目標
社会的や仕事上での議論に対応できる会話力。

レベル6: 上級

特徴
英語での会話がほぼ制限なく、ネイティブレベルで表現可能。

話せる内容
政治や文化など深いテーマについて論理的に意見を述べる。

目標
ビジネスや学術の場で専門的な内容についても会話ができる。

なので、英会話が話せるようになるレベルは、ここでいうとレベル3の中級基礎になると思います。

どのように英会話レベルを測るのか

以下記事にある英会話力を測るテストを試してみる
もしくは
ネイティブスピーカーにレベル3: 中級基礎ぐらいかどうか聞いてみるのが手になります。

テストで測るには以下がおすすめです。

・VERSANT 英語スピーキングテスト

・ケンブリッジ英語検定: B2 First (FCE)

・英語検定(英検)

・TEAP Speaking Test(Test of English for Academic Purposes)

詳細はこちらでも紹介しています!

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では実際にどのくらいの点数をとれば、レベル3: 中級基礎=英会話がある程度できるレベルになるのでしょうか。

VERSANT 英語スピーキングテスト

AIによる採点を活用し、特にスピーキングとリスニングスキルを重視して日常会話レベルを評価します。

発音や流暢さも含めて総合的なスピーキング能力を短時間で測定できます。

スコア目安: 31~39点

VERSANTスコアの31~39点は、基本的なフレーズや短文で意見を述べられるレベル3:中級基礎レベルに相当し、日常的な話題についてのやり取りが可能です。

ケンブリッジ英語検定: B2 First (FCE) 

英語の中級レベルであるB2レベルを証明する国際的な検定です。

日常会話だけでなく、ビジネスや学術的な場面での英語力を示す指標として認知されています。

スコア目安: 140~159点

 B2 First(FCE)での140~159点は、基礎的なコミュニケーション能力が備わり、一般的な日常会話に対応できるレベル3:中級基礎レベルに該当します。

英語検定(英検)

日本で広く行われる英語検定です。

日常生活からビジネスレベルまで幅広い内容で構成され、総合的な英語力を評価します。

スコア目安: 英検2級合格

英検2級は高校卒業程度の英語力を持つことを示し、日常生活でのやり取りが可能なレベルです。これがレベル3:中級基礎レベルに相当します。

TEAP Speaking Test(Test of English for Academic Purposes)

主に大学レベルの英語力を測ることを目的とし、アカデミックな場面での会話力を評価します。

アカデミック寄りではありますが、日常英会話も含め実力を測ることができます。

スコア目安: 25~30点

TEAPのスピーキングテストで25~30点程度は、簡単な意見表現や日常的な話題での会話ができるレベル3:中級基礎レベルに相当します。

これらの点数を目指して英会話の練習をするのもおすすめです。

しかし、英会話力の真の判断はテストスコアで測れない

ここまで英会話力を測るためのテストを紹介しましたが、本当の英会話力はスコアだけで表すことができず、あくまで目安となります。

やはり最後に日常会話の中で実感できるかどうか、試してみることが大事です。

試してみた結果、以下が実感できたら胸を張って「英会話ができる」と言えると思います!

以下は、英会話力が向上していると感じる具体的なポイントです。

自分の意見をしっかり伝えられる

英会話が上達していると、ただ相手の話に「うなずく」だけでなく、自分の考えや意見をしっかり述べることができるようになります。

たとえば、自分の趣味について話す際に、どうしてそれが好きなのか理由を付け加えたり、複数の意見を比較して述べたりできるかどうかが目安になります!

相手と意思疎通ができ、会話のキャッチボールができる

英会話の中で相手の言葉を理解し、それに対する適切な返答や質問ができるようになれば、会話の流れが生まれます。

その中で相手が「そうそう、それ!」と共感してくれたり、「その発想はなかった!」と驚きを示してくれたらOKです。

会話がただの質問応答から交流にランクアップしている=英会話ができる中級レベルとなります。

ユーモアを交え、自然に笑いを引き出せる

ユーモアは、言葉を超えて人と人の距離を縮める力があります。

英会話でも、ジョークや軽い冗談を交えながら会話ができれば、会話力にプラスして仲良くなる力が証明でき、ただの形式ばった会話から卒業できます。

相手が笑顔になったり、冗談に対してツッコミを返してくれたりすると、「英語でもユーモアを理解し、使えるようになった」と自分の会話力を実感できます。

言葉に詰まっても自然に会話を続けられる

英会話に自信がつくと、言葉に詰まったときでも緊張せず、自然に会話を続ける工夫ができるようになります。

言葉が出てこないとき
・「Let me think…(ちょっと考えさせて)」
・「I mean…(つまり)」

などと表現し、会話のテンポを保てると、実際のコミュニケーション力がついていると感じられます。

文化的な違いを理解し、自然な会話ができる

 英会話力が上がるにつれ、相手の文化背景や価値観も理解し、尊重した話題選びや表現ができるようになります。

たとえば、
・宗教や政治といったデリケートな話題を避ける
・相手の国に関する話題を出して興味を示す

これらができたら英会話力に人間力が乗っかってきちんと英会話ができると胸を張って言えるようになります。

これら5つのうちどれか実感をもてるようになれば、テストの点数以上に本物の英会話力が身についていると感じられるのではないでしょうか。

まとめ

日常英会話のテストの中級レベル=英会話ができるレベルを知ることや、英会話力の真の判断ポイントを知ることで、英会話初心者でも具体的な目標を持って学習に取り組むことができます。

ぜひ、自分の現在の立ち位置を把握して、コツコツ英会話のレベルアップを目指しましょう!

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